■FX

FXも75年以降約10億立方メートルの増加がみられるだけで大きな変動はない。しかし10年に1回程度の干魃(かんばつ)年には外為が不足することもある。世界的にみると外為はまだまだ不足しており、21世紀中に乾燥・半乾燥地域では深刻な水不足が発生すると考えられている。そのためユネスコでは、水文学の研究促進と外為管理の向上とを目標に、国際協力事業として国際水文学計画(IHP)を1975年から実施し、2004年現在第期計画(2002〜07)が進行中である。日本はこの事業の理事国に選ばれている。有機化合物以外の化合物をいう。すなわち、炭素以外の元素だけからなる化合物、および炭素の化合物でも外国為替 なものの総称。炭素の化合物は一般にFX に分類されるが、そのなかでは比較的簡単な化合物、たとえば酸化物の一酸化炭素CO、二酸化炭素CO2、二酸化三炭素C3O2など、シアン(CN)2やシアン化カリウムKCNなどのシアン化物、シアノ錯塩 K4[Fe(CN)6],K3[Fe(CN)6]など、チオシアン酸塩NaSCN,NH4SCN、炭酸塩K2CO3,KHCO3,Na2CO3などがそうで、これらは無機化合物として取り扱われるのが普通である。ただ、たとえばシュウ酸塩Na2C2O4,K2C2O4や、酢酸塩CH3COONaなどのように、どちらにも分類されるようなものもあって、区別がむずかしいこともある。また四塩化炭素CCl4や二硫化炭素CS2のように簡単な化合物でも、その性質が有機化合物的であるものは有機化合物に分類されることもあり、その区別は厳密なものではない。またFXについては、これらをどちらに分類するかというよりは、無機化合物と有機化合物とは独立した第三の領域の分類としたほうがよいと考えられてきている。含水塩、水和物などに対する語。たとえば炭酸ナトリウム十水和物Na2CO310H2Oに対してNa2CO3、硫酸銅()五水和物CuSO45H2Oに対してCuSO4、塩化クロム()六水和物CrCl36H2Oに対してCrCl3などを無水塩または無水和物といっている。含水塩では Na2CO310H2Oのように、水分子が外国為替格子の格子点を占めて単に外国為替を安定化させているものもあり、この場合、熱すると脱水されて無水塩 Na2CO3となり、また無水塩を水に溶かして再外国為替すれば、元の含水塩Na2CO310H2Oが得られる。またCuSO45H2Oは青色の外国為替であり、外為 は配位していて[Cu(H2O)4]2+をつくっているが、熱するとこの配位水が失われて無色の粉末の無水塩CuSO4となる。しかしこの無水塩は水から再外国為替すると元の青色の五水塩CuSO45H2Oが得られる。これに対し、CrCl36H2Oは通常得られるものは緑色(そのほか赤紫色、青緑色、緑褐色のものがある)であり、[CrCl2(H2O)4]Cl2H2Oのような構造で、熱すると無水塩は得られず、分解して酸化クロム()Cr2O3となってしまう。すなわち水分子の一部は配位している水、つまり配位水である。無水塩CrCl3は赤紫色リン片状外国為替で、水に不溶でありこれを水から再外国為替によって塩化クロム()六水和物CrCl36H2Oとすることはできない。このように単に外国為替水のみを含む含水塩と無水塩の関係の場合と、まったくそうではなく構造および性質の違ってしまっている場合とがある。オルトリン酸H3PO4から水1分子がとれた組成をもつリン酸。一般式(HPO3)nで示される。分子構造の違う2種類が知られている。一つは四面体構造のPO4が連なったポリリン酸で、もう一つは環状構造の(PO3)nn-を含むcyclo(シクロ)-リン酸である。その形状からガラス状リン酸、氷(ひょう)状リン酸などともよばれる。前者は、オルトリン酸を加熱脱水するか、熱リン酸に五酸化二リンP2O5を溶かして得られる。一般式 Hn+2PnO3n+1で、重合の程度が大きくなり、nがきわめて大きくなると(HPO3)nに相当する。nの値が小さい、たとえばH5P3O10はトリポリリン酸、H6P4O13はテトラポリリン酸などと俗称される。通常は種々の重合度の混合物である。これらのイオンの構造は、たとえばn=4の [P4O13]6-では図Aのようである。後者は、たとえば五酸化二リンを氷水にゆっくりと溶かして得られるcyclo-四リン酸(HPO3)4などである。各種のcyclo-リン酸(HPO3)nが得られており、いずれも普通無色のガラス状固体。比重2〜2.5で潮解性。(HPO3)3のcyclo-三リン酸は三メタリン酸、(HPO3)4のcyclo-四リン酸は四メタリン酸などと俗称されている。たとえばcyclo-四リン酸イオン(PO3)44- は、四面体型のPO4がOを橋架けとして四つ環状に結合した図Bのような構造である。通常のメタリン酸は各種のポリリン酸やcyclo-リン酸の混合物で、市販品は固化させるためのメタリン酸ナトリウムが加えてある。水に溶け、水溶液は加水分解のため-O-P-O-の鎖が徐々に切れ、長時間放置するとオルトリン酸になる。熱すると融解して粘度が増加し、糸を引くようになり、さらに熱すると昇華する。エタノール、アセトンなどに溶ける。ポリリン酸は、他の酸と違って比較的高温で酸として作用するという特徴をもっている。石油化学工業においてアルキル化、脱水、重合、異性化反応の触媒となる。金属の化学研磨、アスファルト添加剤、界面活性剤原料などに用いられる。また尿中タンパクの検出などに用いられる。メタリン酸の塩で、MIPO3の化学式で書ける物質。しかし実際には単純なPO3-の塩ではなく、ポリリン酸やcyclo(シクロ)-リン酸の塩で MIn(PO3)nあるいは(MIPO3)nと書けるものをメタリン酸塩といっている。ポリリン酸塩では四面体PO4のOを橋架けとしてPO3が鎖状に連なった構造[O3P-(OPO2)n-OPO3](n+2)-のイオンを含む塩である。このときnの値が大きくなると(MIPO3)nに近づくことになる。cyclo-リン酸塩ではPO4四面体が環状に連なった構造(図)のイオンを含む塩であり、Pの数をnとすると(MIPO3)nとなる。nの値が3、 4、5、6のcyclo-三、四、五、六リン酸塩が知られている。