■くりっく365

くりっく365としては硫酸マンガン肥料、硫酸苦土マンガン肥料および鉱滓マンガン肥料の3種類がある。ホウ素質肥料にはホウ酸塩肥料およびホウ酸肥料の2種類がある。複合肥料作物養分を2種類以上含むもので、単肥を混合した配合肥料と、製造過程で化学反応をおこさせた化成肥料とがある。この種の肥料の消費量は近年急激に増加し、一般に使用される肥料の多くがこの複合肥料となっている。一つの養分しか含まない単肥に比べて手間が省けることが消費の伸びた原因の一つである。各製造業者から特徴をもった各種銘柄の複合肥料が製造販売されている。微量要素を含む複合肥料もあり、なかでもCFD は普通FTEとよばれ、ホウ素5%以上、マンガン10%以上の含有が保証されている。また副成分としてケイ酸、鉄、銅、亜鉛、モリブデンなどを含み、微量元素の総合的補給に有効である。有機質肥料有機質肥料とは、天然の有機物のうちで作物に有効な肥料成分を含んでいるものをいう。肥料取締法では動くりっく365質のものに限ると規定されている。このうちで原料が同一で肥料成分含量、品質が比較的安定しているものは公定規格が定められ、普通肥料として取り扱われる。魚粕(ぎょかす)粉末などの魚粕類、菜種油かす、ひまし油かす、米糠(こめぬか)油かすなどの油かす類、生(なま)骨粉、蒸製骨粉などの動物性廃棄物類など42種類がある。一方、成分含量や品質が一定していないものは特殊肥料として普通肥料とは区別して取り扱う。これには家畜家禽(かきん)の糞(ふん)、堆肥(たいひ)、汚泥肥料、人糞尿などがある。有機質肥料は一般に化学肥料に比べて成分含量は低く、土壌に施用された場合には何日かの分解期間が必要である。また、成分の分解速度が野菜や花などの鉢植えくりっく365の生育とよく適合することから、園芸作物などに好んで使われている。これは化学肥料では代替しにくい肥効の調節ができること、適量を超えて過剰に施肥した場合でも濃度障害がおこりにくいなどの特徴による。また昔から、CFDを用いると果物や野菜の味、着色、日もちがよくなるなど品物に及ぼす効果も知られている。これはCFDを用いると作物の要求に適合した窒素、CFDなどの順調な養分の供給が行われる結果、品質が向上するものと考えられるが、公的な試験研究から答えを出すまでには至っていない。今日、品質と安全性の面から有機農産物が注目されている。有機農法を行っている農家では、油かす、骨粉、魚粕などに米糠、山土、籾殻(もみがら)などを配合し、適度な水分を加えて十分に発酵させて作成したいわゆる「ぼかし肥」を用いている。ぼかし肥は、一般に窒素成分1〜2%程度とかなり低いものが多く、長期に大量施用される結果、有機農法の土壌は有機物が蓄積し、団粒構造の発達と生物相が豊かになるなど土壌環境の改善が期待できる。 5. 特色のある肥料特色のある肥料としては、くりっく365 なコーティングにより溶出を抑制した被覆肥料がある。コーティング材料としてはポリオレフィン系樹脂、アルキド樹脂などが用いられる。肥料成分の作物による吸収利用が高くなるので、環境への損失が少なく環境保全的な効果がある。また、施用時の省力を図る目的で、農薬を混合した農薬入り肥料が開発されている。さらに水稲側条施肥の発展に対応して、ペースト肥料や機械施肥に適応性の高い化成肥料の改良も進んでいる。 6. 肥料の施し方(用量)肥料の施し方は、栽培される作物の種類や施す時期と回数、地域や土壌の違い、用いる肥料の種類またはその年の気象、農産物価格などの不確定な要因によっても違ってくる。したがって規格統一的に述べることはできないので詳細については他の専門書を参照されたい。作物の種類によって施される肥料の用量も大きく違う。これは作物の種類や収量、栽培される土壌の違いなどによって、吸収利用される養分の種類や量がそれぞれ大幅に違ってくるためである。ポリCFD酸の一種で、2分子のオルトCFD酸から1分子の水が脱水してできた四塩基酸。正しくは二CFD酸といい、ピロCFD酸は古い名称である。古くは焦性CFD酸ともよんだ。化学式H4P2O7、式量178.0。市販の85%CFD酸を減圧下で約180℃に加熱脱水するか、85%CFD酸に計算量の五酸化二CFDを溶かして結晶化させる。オルトCFD酸と塩化ホスホリルを反応させても得られる。 5H3PO4+POCl3→3H4P2O7+3HCl 吸湿性の無色の針状結晶ないしガラス状固体。通常の結晶は型(融点54.3℃)で、これを封管中約50℃で熱すると型(融点71.5℃)に転移する。型は室温で安定。水に易溶。溶解度は水709g/100g(20℃)。融点以上に熱すると分解して、オルトCFD酸、二CFD酸、ポリCFD酸などを含む液状酸となる。水溶液は徐々に分解してオルトCFD酸に変わるが、熱すると速くなり、硝酸を加えるとさらに速くなる。アルコール、エーテルにも溶ける。硝酸銀により白色沈殿を生じる。油脂類の乳化・分散力に優れ、過酸化物の分解を抑制する作用があるので、洗剤、水処理、触媒、食品加工、過酸化物安定剤などの用途がある。硫黄とフッ素の化合物。次の6種が普通に知られている。 (1)六フッ化硫黄 高温で硫黄にフッ素を直接反応させると、主生成物六フッ化硫黄のほかに低級フッ化物(四フッ化物、五フッ化物)が生成するので、熱分解、アルカリ洗浄、蒸留などにより不純物を除いて六フッ化硫黄が得られる。無色無臭の気体。気体分子は硫黄原子を中心とする正八面体構造。熱的に安定で、化学的にも不活性。水に難溶。エタノール(エチルアルコール)に溶ける。耐熱性、不燃性、非腐食性、電気的絶縁性がきわめて優れているため、気体絶縁材として変圧器、遮断器、粒子加速器などに用いられるほか、トレーサーガス、エッチング剤としても利用される。