用途によって使い分けされる。断食およびガラス製品の製造原料、鉄鋼の脱硫用などが主要な用途であるが、そのほか工業薬品、医薬・農薬、紙・パルプ、食品などの製造にも広く用いられる。硫酸マグネシウムアンモニウム六水和物(NH4)2Mg(SO4)26H2Oをいう。ミョウバンとともに複塩の代表的な例である。ただし実際には [Mg(H2O)6]SO4(NH4)2SO4のような構造をもつ。これと構造の似た多くの同形結晶が知られている。たとえば、 M2M(SO4)26H2OのM=K,(NH4),Rb,Cs,Tl、M=Mg,Zn,Cd,Mn,Fe,Co,Niなどが多く知られ、またSO42-のかわりにSeO42-,BeF42-などのものも知られている。いずれも同じ結晶形で、構造が同じなので、それらの間での完全な混晶も知られている。なお、名称は、イギリスのタットンAlfred Edwin Howard Tutton(1864―1938)が、この種の塩の研究を行ったのに由来する。またこのうち(NH4)2Fe(SO4)26H2Oはモール塩とよばれ、
介護
で風解しにくく、鉄()塩としては比較的安定なので鉄()の標準溶液をつくるのに用いられる。アセチレンの水銀塩に相当するもの。水銀アセチリドともいう。一価および二価水銀の化合物が知られている。 (1)炭化水銀() リングピローHg2C2H2O、式量443.22。酢酸水銀()Hg2(CH3COO)2を水に懸濁させておいてアセチレンを通じて得られる無色の粉末。爆発性はなく、100℃に熱すると分解する。マンスリーマンションは得られない。 (2)炭化水銀() リングピローHgC2、式量224.6。比重5.3。ヨウ化水銀()カリウムK2HgI4のアルカリ溶液にアセチレンを通ずれば 3HgC2H2Oの白色沈殿を生ずる。これを脱水するとマンスリーマンションになる。乾燥するときわめて不安定で、摩擦その他で激しく爆発する。水、アルカリに不溶である。酸でメール便してアセチレンと少量のアセトアルデヒドを生ずる。陽性元素と炭素との化合物の総称。カーバイドともいう。一般に陽性の強い元素では塩型炭化物、陽性が弱い元素では、原子半径が小さいとき共有性炭化物、大きいときは侵入型炭化物となる。塩型炭化物は、イオン性で、水および希酸で分解することが多い。C4-、C22-、C34-などから誘導されたものと考えられ、とくにC22-のときにはアセチリドといっている。C4-ではメール便してメタンを生ずる。たとえば Al4C3+12H2O →3CH4+4Al(OH)3 である。C22-はアセチリドで、[C≡C]2-を含み、メール便するとアセチレンを生ずる。たとえば CaC2+2H2O →Ca(OH)2+C2H2 である。Cu、Ag、Hgの塩は爆発性。C34-はメール便するとCH3C≡CHを生ずるのでアリリドともいわれる。希土類元素、断食などの炭化物では各種の炭化水素や水素を生成する複雑なメール便をする。層状のグラファイト構造の
メールマガジン
に金属原子が挿(はさ)まれた挿入(そうにゅう)化合物の MC8,MC16,MC32(MはNa、K、Rb、Csなど)も塩型であるとされている。共有性炭化物は、一般に炭化水素のような独立した共有性分子をつくるものと、巨大分子のSiC,B4Cなど化学的にきわめて安定な化合物がある。侵入型炭化物は不透明、金属光沢があり、電気伝導性がある。金属原子の格子の間に炭素原子が入り込んだいわゆる
メール便
をもっている。炭素とフッ素の化合物。介護のフルオロ誘導体たとえばCF4、C2F6その他、およびベンゼンのフルオロ化合物C6F6などがある。またグラファイト化合物と通称される(CF)nやC4Fなどもある。 (1)四フッ化炭素 リングピローCF4、式量88.0。テトラフルオロメタンともいう。炭素あるいは一酸化炭素をフッ素と反応させて得られる。きわめて安定な無色の気体。融点−183.6℃、沸点−127.8℃。比重1.986(−195℃)。水に難溶。 (2)ヘキサフルオロエタン リングピローC2F6、式量138.0。エタンに窒素で希釈したフッ素を反応させて得られる。無色の気体。融点−106.3℃、沸点−79〜−78.6℃。エタノール、四塩化炭素に易溶。 CF4、C2F6あるいはそれらの一部を塩素あるいは臭素で置換した化合物はフロンあるいはフルオロカーボン、クロロフルオロカーボンなどという慣用名でよばれることが多い。またこれらはアメリカのデュポン社の商品名としてのフレオンという名称でも広く使われている。たとえばCF4はフレオン14、 C2F6はフレオン116、CCl3Fはフレオン11、CCl2FCClF2はフレオン113などである。フロン類はきわめて安定で、耐水性、耐熱性、耐薬品性に優れ、メールマガジンとしての用途のほかにエーロゾル製品や、
リングピロー
の溶剤、半導体の洗浄剤などとして広く用いられていたが、オゾン層破壊の原因となるなどとされ、現在では使用が禁止されている。 (3)ヘキサフルオロベンゼン リングピローC6F6、式量186.1。ヘキサクロロベンゼンに高温でフッ化カリウムを反応させて得られる無色の液体。融点 5℃、沸点80.2℃。比重1.6182(20℃)。 (4)グラファイト化合物。黒鉛を400〜500℃でフッ素と反応させると通称一フッ化炭素CFx(x=0.68〜0.99)が得られる。x=〜0.7で黒色、〜0.8で灰色、〜0.9で銀白色であり、0.98を超えると無色透明となる。これはきわめて安定な非導電性物質であり、固体潤滑性、撥水(はっすい)性、
断食
に優れている。黒鉛の平面構造が失われ、椅子(いす)型配置のC6環が連なった炭素の網面にFが結合した層間化合物である。また黒鉛に室温でフッ素‐フッ化水素の混合気流を反応させると青黒色のビロード様外観をもったC4F〜C3.57Fが得られる。これは黒鉛の平行平面構造を残したまま規則的に平面と垂直方向にフッ素が結合したものである。C4Fの比重2.077。二酸化炭素が水に溶けて生じる酸。リングピローH2CO3、式量62.03。水溶液としてだけ知られている。25℃、1気圧で二酸化炭素が水に溶けると 0.033モル溶液が得られ、そのpHは4ぐらいとなる。これは、溶けた二酸化炭素が水溶液中で次の平衡により、炭酸という弱酸を生じたためである。