■夜行バス

有機(オルガノ)ハロゲノシランの加水分解によって得られる。たとえば、モノブロモシランSiH3BrからジシロキサンH3Si-O-SiH3が得られる。ジクロロジメチルシランSi(CH3)2Cl2を加水分解して蒸留すると、環状のジメチルシロキサン[(CH3)2SiO]n(n=3〜9)が留出し、高速バス のポリジメチルシロキサンHO[(CH3)2SiO]nHが残る。ハロゲノシラン類からシリコーン油、シリコーンゴム、シリコーン樹脂などの有機ケイ素化合物製造の際の中間体として重要である。亜鉛の水酸化物。化学式Zn(OH)2、式量99.4。高速バス の水溶液に水酸化アルカリを加えると白色の沈殿として得られる。加熱すれば125℃で酸化亜鉛となる。両性水酸化物で酸に溶けて亜鉛塩、アルカリに溶けて亜鉛酸塩となる。 Zn(OH)2+H2SO4→ZnSO4+2H2O  Zn(OH)2+2NaOH→Na2[Zn(OH)4] 亜鉛酸イオンは普通ZnO22-と書くが、実は[Zn(OH)4]2-または[Zn(OH)4(H2O)2]2-などである。アンモニア水に溶けて錯イオン[Zn(NH3)4]2+になる。夜行バスの水酸化物。化学式Al(OH)3、式量78.0。α(アルファ)型、γ(ガンマ)型いずれも単斜晶系の高速バス。天然にはギブス石(γ型)、バイヤライト(α型)として産出するほか、酸化水酸化物AlO(OH)がダイアスポア、ベーム石として産出する。アルミン酸ナトリウム水溶液に二酸化炭素を吹き込む方法や、夜行バス塩水溶液のアンモニアまたは水酸化アルカリによる中和などで得られる(α型)。α型の比重2.49、γ型は2.40。夜行バス から沈殿させるとコロイド状の水和物が得られる。高速バス にはほとんど不溶。アセトンに不溶。メチルアミンに溶ける。両性水酸化物で強酸、水酸化アルカリ溶液に溶けるが、放置しておくとしだいに溶けにくくなる。加熱すると脱水がおこり、いろいろな中間相を経て最後にはα-アルミナとなる。アルミナの製造原料となるほか、化学品(硫酸夜行バス、フッ化夜行バス、合成ゼオライト)の原料、窯業材料、ゴム、プラスチックの填料(てんりょう)、高速バス など、水酸化夜行バスで耐火性、難燃性、夜行バス などを向上させるのに用いられる。また、媒染剤、制酸剤、繊維の防水にも使われる。化学式NH4OHで表される化合物で、アンモニアNH3の水溶液が弱アルカリ性(弱塩基性)を呈することを説明するために、その存在が仮定されてきた。すなわち、古典的な酸塩基の定義に従えば、塩基として働く物質は電離可能な水酸基-OHをもたなければならないことになるので、次のような一連の平衡が考えられた。 NH3+H2ONH4OH   NH4++OH- 確かに、NH3H2Oの組成をもつ無色の高速バスが単離されているが、これは水分子とアンモニア分子が水素結合で連なる構造をもっており、NH4OHのような分子は存在していないし、またNH4+やOH-のようなイオンもこの高速バス中には存在しない。さらに水溶液中ではアンモニア分子と水分子との間でH+イオンの直接授受が行われているという実験的証拠も得られている。いずれにしても水酸化アンモニウムという化学種は固体でも溶液中でもその実在が確認されない。アンモニアの挙動は NH3+H2ONH4++OH- という夜行バス だけで十分に説明できる。 クロムの水酸化物であるが、二価および三価クロムの化合物が知られている。 (1)水酸化クロム() Cr(OH)2式量86.2。空気を断ったクロム()塩水溶液にアルカリを加えて得られる黄色沈殿。水素を通じながら硫酸上で乾燥すると褐色粉末となる。水および希酸に不溶。強い還元剤である。 (2)水酸化クロム() Cr(OH)3式量103.03となるが、実際にはこの組成のものを得るのは夜行バス で、クロム()塩水溶液にアルカリを加えて中性にし、加水分解させると、灰緑色の酸化クロム()水和物CrO3nH2Oの沈殿を生じ、これを一般に水酸化クロム()とよんでいる。水に不溶。生成したばかりのものは酸に易溶であるが、長時間放置すると溶けにくくなる。水酸化アルカリには溶ける両性物質。(1)、(2)とも空気中で熱すれば脱水されて酸化クロム()となる。コバルトの水酸化物。正式にこの名称でよべるのは酸化数の化合物だけである。コバルト()塩の水溶液にアルカリ金属水酸化物を加えると、条件しだいで青色または淡紅色の沈殿として生成する。青色形のほうが不安定で、その懸濁液を放置または加熱すると淡紅色形に変わる。水に不溶であるが、両性であって酸にもアルカリにも溶ける。アルカリ溶液中では[Co(OH)4]2-イオンを生じ青色を呈する。コバルト()水酸化物(とくに青色形)は酸化を受けやすく、空気中でも徐々に酸素を吸収して褐色の物質に変わる。懸濁液に水酸化アルカリと酸化剤を作用させると急速に進行する。この生成物は通常水酸化コバルト()とよばれるが、Co2O3nH2Oと表すべきもので、水の含有量は一定しない。150℃で乾燥すると一水和物が得られるが、これは組成がCoO(OH)のコバルト()化合物である。 スズの水酸化物。酸化数とのスズの化合物が知られている。 (1)水酸化スズ() Sn(OH)2式量152.7。スズ()塩の水溶液は、酸を加えないと加水分解して白色沈殿を生じやすい。この白色沈殿の組成は古くSn(OH)2と書かれ、これが水酸化スズ()とされた。しかしこれは実は、3SnOH2OあるいはSn(OH)22SnOと書かれるのが正しく、構造もSn6の八面体からなるクラスター化合物のSn6O4(OH)4であることが確かめられている。沈殿は過剰の水酸化アルカリで亜スズ酸イオン Sn(OH)3-を生じて溶ける。亜スズ酸イオンのアルカリ性溶液は強い還元作用をもつ。 (2)水酸化スズ() 確実なSn(OH)4の組成の物質は得られていない。塩化スズ()水溶液にアンモニア水を加えるとSnO2nH2O として得られる。これはα(アルファ)スズ酸とよばれる。これを水中で煮沸するとβ(ベータ)スズ酸とよばれるものとなる。